JTA・RACあおぞら図画コン

賞状と作品「ふなこぎ」を手に、受賞を喜ぶ里勇信君と母親の陽子さん

 

「ミロコマチコさん手本に」
入賞の里君(赤徳小5年)、表彰式

 

 日本トランスオーシャン航空(JTA、沖縄県那覇市)と琉球エアーコミューター(RAC、同)は10月2日、第41回JTA・RACあおぞら図画コンクールの入賞作品決定を発表した。「わたしの大好きな島」をテーマに、380点の応募があり、入賞作品54点を決定。奄美群島から里勇信君(龍郷町立赤徳小5年)、池田愛梛さん(与論町立那間小3年)、登坂咲蔵君(与論町立与論小1年)が佳作に入賞した。

 龍郷町の赤徳小学校(堀内俊勝校長)の校長室で11日、作品「ふなこぎ」を描いた里君の表彰式があった。日本航空㈱鹿児島支店奄美営業所の栄正行所長と横大路俊博副所長が同校を訪れ、里君に賞状と副賞の画材セットなどを渡した。

 堀内校長は「波のリアルな構図などが評価された。これからも好きな絵を描き続けてほしい」と語った。

 里君は「水しぶきを表現するため、絵具だけでなくクレヨンを使ったり、指やつまようじで描くなど、ミロコマチコさんを手本に工夫した」と話し、「受賞を聞いた時にはびっくりした。頑張って良かった」と笑顔を見せた。

 母親の陽子さん(39)は「時間をかけて一生懸命描いていたので、入賞できてよかった」と喜んだ。

 同コンクールは主催の2社が、沖縄県内の離島及び奄美大島・与論島在住の小学生を対象に、住んでいる島の良さを実感し、日常生活を通し自然やまわりの人々に心を配り感受性豊かに成長することを期待するとともに、島に住む子どもたちが将来、島を誇りにして成長してほしいと願い込め実施。夏休みに描いた図画作品を募集、学年ごとに優秀作品を選定している。