龍郷町・島育ち産業館電飾に彩られる

龍郷町の島育ち産業館敷地内に設置されたイルミネーションツリー
国道を通行するドライバーを楽しませているフェンスのイルミネーション

高さ8㍍のツリー、光のじゅうたんも
「駐車場利用し楽しんで」

龍郷町内で製造されている特産品、大島紬製品などを販売している島育ち産業館が夜間になるとクリスマスイルミネーションで彩られている。今年は高さ8㍍、直径6㍍のツリーも登場し、師走の慌ただしさを忘れさせるような幻想的な光の世界が広がっている。

同館を運営するむらおこし事業実行委員会によると、設置場所は国道沿いのフェンスと、同館敷地内の2か所。大きなツリーの周辺にはトナカイやソリ、まるでライトアップされた花壇のような光のじゅうたんも。装飾品などを職員が一つ一つ丁寧に手作業で取り付けた。

イルミネーションを設置したのは今月10日で、1月初旬までの予定。点灯時間は毎日午後5時から同11時まで。毎年恒例の点灯だった役場前のイルミネーション飾りが今年はなくなったことから、これに代わる新たなスポットとして楽しめそうだ。

同館は「奄美群島復帰70周年の年であり、地域を元気づけたいと設置した。夜間も通行車両が多い国道沿いに車を止めるのではなく、敷地内の駐車場を利用して安全に楽しんでほしい」と呼び掛けている。同館の駐車場は夜間も利用可能。「とてもきれい」などの感想が届いているという。