天城町商工会青年部

プロ・アマ間で競い合った「アートバトル」=17日、天城町

パラスポーツ「ボッチャ」の体験コーナーも

プロ・アマ対決「アートバトル」イベント
パラスポーツ「ボッチャ」体験も

 【徳之島】天城町商工会青年部(徳田太一部長)主催の「わっきゃが市場~アートと音楽の祭典~」が17日、同町B&G海洋センター体育館であった。関東圏でのライブペイント(即興アート)大会の優勝者ら上位4人を招待しての徳之島初の「アートバトル」をはじめ、地元ミュージシャンとのコラボレーション、パラスポーツ体験、フリーマーケットなどで楽しませた。

 「わっきゃが市場」(わたしたちの市場の意)は年3回開催している活性化イベント。今回は同青年部が別に進めている「平土野アートプロジェクト」とコラボ。今年2月、平土野市街地で壁画を制作したアーティスト「たのち」(田ノ岡高志さん)=神奈川県=がアートバトルイベント「筆ロック」を主宰している縁で実現した。

 会場では4人のプロアーティストたちが豪快な即興ペイントも披露。見学者たちからは「簡単に描いているように見えるが完成度、芸術性が極めて高い」などの感嘆の声が聞こえた。

 アートバトルではこれら4人のプロに、会場から家族連れなどが飛び入り参加で挑戦。「クジラ」や「アマミノクロウサギ」など直前発表の画題に沿って5分以内で絵を描いた。一騎打ちトーナメント戦の審査員は、これまた会場から募った小学生を含む5人が担当。自分の好きな絵に挙手、多数決で判定を下していった。

 並行してあったパラスポーツ「ボッチャ」体験と同オンライン対戦コーナー(オンライン普及協会・パラスポーツサポーター共催)では、島内の車イス利用者たちがニュースポーツの楽しさを体験。上智大学(東京)の学生らとオンライン交流も楽しんだ。

 ステージ発表は島口ミュージカル「結シアター手舞」一行のダンスで開演。アートバトルをはさみながら、島内のダンスチームや地元ミュージシャン安田竜馬さんらのライブステージなどで楽しませるなどにぎわった。