安田市長記者懇

オスプレイ事故の原因究明と再発防止策が講じられるまで、飛行停止の継続を米軍に申し入れたことを報告した安田市長(26日、記者懇談会で)

「飛行停止の継続」要請
オスプレイ米軍に申入れ 原因究明と再発防止策まで

 奄美市の安田壮平市長と大島支庁記者クラブ「くろしお会」との定例記者懇談会が26日、奄美市役所であった。在日米軍横田基地所属の輸送機オスプレイが11月29日、屋久島沖に墜落した事故を受け、安田市長は21日、九州防衛局を通じて「事故の原因が究明され、再発防止策が講じられるまで、引き続きオスプレイの飛行を停止すること」などを米軍側に申し入れたことを明らかにした。

 安田市長によると申入れの主な内容は▽原因究明の徹底と再発防止に万全を期す▽事故の原因が究明され、再発防止策が講じられるまで飛行を停止すること▽原因究明後は、事故原因と再発防止策について、丁寧な情報提供を行うこと―の3項目。同市がオスプレイ墜落事故を受けて、米軍側に申し入れを行うのは、12月2日に米軍のオスプレイが奄美空港を使用した際に「地域住民に危険が及ばないよう海上飛行するよう」などと要請したのに続いて2回目。

 12月1日から利用が開始されたデジタルほーらしゃ券(発行額1億円)については、10日現在の発行額が、7455万5千円(発行率74・56%)にとどまっていることが報告された。購入者は3000人(2341世帯)で、未購入分約2500万円については追加募集を実施した。同券が利用できる加盟店舗は405店舗で、紙のほーらしゃ券の加盟店(621店)に比べ約200店舗少なくなっており、安田市長は「デジタル化を推進するためにも、今後加盟店舗を増やす取り組みが必要になる」などと述べた。

 このほか、来年1月3日に笠利地区と名瀬・住用地区で「二十歳のつどい」、同5日に同市名瀬のアマホームPLAZA(市民交流センター)で紬の日のつどいなどを開催することなどが報告された。