知名町とJAなど4者協定締結

協定を結んだ(左から)知名町の今井力夫町長と田中幸太郎教育長、JAあまみ知名事業本部の朝戸力本部長、町地産地消推進協議会の外山利章会長(12日、知名町役場)

給食で地場農産物活用へ

 【沖永良部】知名町と同町教育委員会、JAあまみ、同町地産地消推進協議会の4者はこのほど、「知名町の学校給食における地場農産物の活用に関する協定」を結んだ。同町の田中幸太郎教育長は「地場農産物をさらに活用していくことで、島の農業や子どもたちが自分の健康について理解を深めていくきっかけにしてほしい」と語った。

 協定は、学校給食における地場農産物の安定供給のため、JAに出荷された農産物を活用することが目的。現在、地元の農産物については、給食センターに納品実績のある生産者へ同センターが直接納品依頼を行っているが、農家数の減少などにより、納品量が足りない場合があった。

 協定の連携・協力事項は▽旬な地場農産物の情報提供と活用に関する事項▽学校給食食材としての地場農産物の安定供給と増加に向けた集出荷に関する事項―など3項目。 

 同町役場で調印式があり、同町地産地消推進協議会の外山利章会長は「未来ある子どもたちのために地域の農産物を活用していきたい。地元の農産物を認識し、地元に誇りを持つことにもつながる」と話した。