年末年始の交通安全を

キャンペーン参加者が啓発チラシを配り事故防止を呼び掛けた(26日、奄美市名瀬)

夜間の事故防止、飲酒運転根絶へ 奄美市

 県の年末年始交通事故防止運動期間(10日~1月10日)に合わせて奄美市は26日夕、同市名瀬の末広通りでチラシなど配布するキャンペーンを行った。奄美署のほか、市議会、各交通安全団体ら約70人が参加。通行人、運転手らに啓発グッズ200セットを手渡し、事故防止を呼び掛けた。

 同市役所市民ひろばで出発式があり、安田壮平市長(代読)は「年末年始は特に交通死亡事故が増加する傾向がある。関連機関と連携して交通事故ゼロを目指し、交通安全対策、地域での啓発活動など各施策を推し進める」とあいさつした。

 久保田昌二奄美署長は、県が掲げる重点事項から特に、▽夕暮れ時、夜間の交通事故防止▽飲酒運転の根絶―を推進すると説明。「運動を通し市民に広く交通安全の意識が普及し、交通事故が1件でもなくなることを願う」と話した。

 奄美署によると25日現在、2023年の管内事故発生件数(概数)は、人身事故が64件(前年同日比11件増)、物損事故が1171件(同159件増)で飲酒運転が4件(同3件増)。死亡事故は2件(同ゼロ)で、いずれも奄美市内で発生した。