奄美空港に門松設置

奄美空港ターミナルビル前で門松の設置作業が行われた(27日、奄美市笠利町)

「良いお正月を迎えて」

 奄美市笠利町の奄美空港ターミナルビル玄関前に年末も差し掛かった27日、門松が飾られた。青々とした竹や松の正月飾りを前に足を止める利用客の姿も見られた。

 龍郷町の障がい者支援施設「ワークセンター奄美」(竪山ミサコ施設長)と障がい福祉サービス事業所「ジョイワーク奄美」(同)が設置。門松づくりは約20年前から始まり、今年は龍郷町や奄美市などの約90事業所に設置するという。

 空港で設置された門松は高さ約2㍍、土台が2段の門松一対。職員2人、利用者4人が紅白の梅や葉ボタン、南天など植物の飾り付けを実施。縁起物の金のびょうぶも据えられ、約1時間の作業で完成した。

 奄美空港ターミナルビルの赤﨑久一社長(61)は「毎年きれいな門松を設置していただき感謝している。コロナ禍も一段落し、利用されるお客様が増える中、門松を通して気持ちよく新年を迎えていただければ」と話した。

 設置作業に毎年参加し、土のうを運ぶなど作業をした村田哲平さん(41)は「今年も楽しく作業ができた。空港を利用する皆さんが良いお正月を迎えていただければ」と願いを語った。