奄美市など官公庁で仕事納め

1年を振り返り、安田市長の訓示が行われた奄美市の仕事納め式

安田市長が訓示
「復帰70周年、実り多く」

奄美の官公庁は28日、「仕事納め」を迎えた。奄美市役所では仕事納め式があり、安田壮平市長が、日本復帰70周年となった1年を振り返り、「激動の1年だったが、実りも多かった。この経験を今後に生かし、来年1年間も頑張ってほしい」などと職員の労をねぎらい、働きに感謝を伝えた。

市役所5階大会議室であった同市の仕事納め式には、部課長級の幹部職員を中心に、業務に支障のない職員ら約130人が出席。住用、笠利の両総合支所の職員らもオンラインによるモニターを通して参加した。式に先立ち、勤続25年の職員4人の表彰も同時に行われた。

安田市長は、「日本復帰をどう考え、次世代に語り継いでいくか深く考える一年となった」と70周年の節目となった1年間を振り返り、全国高等学校総合文化祭(2023かごしま総文)や全国離島交流中学生野球大会(離島甲子園)、鹿児島国体相撲競技など70周年を記念したイベントが無事開催できたことや、奄美群島振興開発特別措置法の延長への取り組みなどに触れ、「職員の頑張りによって一年を乗り切ることができた」と感謝した。

また、「この一年、奄美がさまざまな形で注目され、大きく成長することができた。年末年始はゆっくり休みをとりながら、それぞれにこの一年を総括し、来年以降の活動に生かしてほしい」などと呼び掛けた。

同市を含む群島内の官公庁の仕事始めは1月4日。