帰省ラッシュが本格化

帰省客や旅行客で混雑する奄美空港の到着ロビー

奄美空港 下り29日ピーク、上りは3日

年末年始を古里や行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュが本格化している。新型コロナウイルス感染症の5類移行後、初めて迎える年末年始。奄美市笠利町の奄美空港では28日、キャリーバッグを引っ張る帰省客や観光客らが次々と降り立ち、出迎えた家族や仲間との再会を喜ぶ姿が見られた。下りのピークは29、30日。

同空港1階到着ロビーでは、定刻よりやや早い午前9時42分に成田発ピーチ541便が到着。待ち受けた親族や友人が手を振って帰省客らを出迎え、「久しぶり~」などと会話を弾ませていた。

千葉県から家族4人で観光に訪れた大迫純一さん(42)は昨年に次いで2回目の来島。「(広告会社の営業で)コロナ明けで会社の業績はまだまだ戻り切れていない」と1年を振り返りながらも、島では「のんびり過ごし、しっかりと充電して帰りたい」と笑顔だった。

JAL奄美営業所によると28日から1月3日までの奄美群島を発着する便の総予約数は22日現在、前年比10・1%増で推移。コロナ禍前の2019年と比較しても、1・5%上回っている。

帰省する下りの予約率は29、30日がピークで、ともに92%に達している。Uターンとなる上りのピークは3日で93・6%となっている。