台湾屏東県とMOU締結へ

塩田知事、今月下旬に訪問

 台湾と鹿児島県の交流は、西郷隆盛と愛加那の長男・西郷菊次郎が初代庁長を務めた歴史的なつながりから宜蘭県と行われているが、台湾最南端の屏東県との交流にも乗り出す。今月下旬に塩田康一知事が訪問し、MOU(包括協定)の締結を計画している。

 4日に県庁であった年頭会見で塩田知事が発表した。屏東県(行政区分としては日本の県に相当、1市3鎮29郷で構成)は三方が海に面し、漁業が盛んなほか、トロピカルフルーツやコーヒー栽培などの農業も盛ん。総人口は81万9793人(2019年10月現在)。知事は「農業、水産業、観光を主要産業としているなど本県との共通点も多い」とした。

 県国際交流課によると、これまでの両県におけるPRイベントは▽21年に県庁で「屏東県物産展」・「台湾文物展」を開催▽22年に山形屋(鹿児島市)での物産展で屏東県を紹介するパネル展及びPRブースを設置▽21、22年度に「屏東クリスマス」への出展(鹿児島県PRブース)▽21、23年度に「屏東・日本友好感謝祭」への出展(県PRブース出展のほか、開会式典で塩田知事メッセージ動画を上映)―がある。また、23年9月には屏東県の周春米知事一行が県庁を表敬訪問、両県の今後の友好交流について懇談した。

 塩田知事と県庁職員の屏東県訪問は今月20~22日の日程で。青少年や芸術・文化、観光、経済などの分野で交流を促進するMOUを結ぶ。知事は「訪問交流によってお互いを知ることができる。MOU締結により農林水産物の輸出促進(販路開拓)や観光客誘致を期待したい。(台湾との交流を)台北に近い北部の宜蘭県に続き南部まで広げたい」と述べた。