沖永良部で墓正月

墓前で一重一瓶を囲む家族ら(知名町田皆)

先祖と新年祝う

 【沖永良部】沖永良部島の伝統行事「墓正月」が16日、島内の各集落であった。田皆集落の共同墓地では、島内外から親族が集まり、墓前で一重一瓶を囲みながら先祖と共に新年の到来を喜ぶ姿が見られた。

 年の暮れに各家庭に迎えた先祖の霊を墓へ送る行事。現在は、簡素化されて合同で行う集落もある。
 親族ら11人が集まった伊井忠寛さん(80)は「1年ぶりにみんなの元気な姿を見ることができてうれしい」と話した。