大谷選手のグローブお披露目

大谷選手から送られたグローブを手に喜ぶ奄美小の児童ら

キャッチボールで感触楽しむ
名瀬・奄美小

 奄美市名瀬の奄美小学校(中村勝校長、345人)で16日、米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手から寄贈されたグローブのお披露目が行われた。朝の全校朝礼で中村校長が全児童に報告。同小のスポーツ少年団で野球をしている6年生児童3人がキャッチボールをしてグローブの感触を楽しんだ。同小では今後、体育の授業などを通して、児童らにグローブに触れてもらう機会をつくるなどするという。

 奄美群島の小学校には、年明け以降、随時大谷選手からのグローブが届けられている。同小には10日午後、市教育委員会を通じて届けられ、大切に保管されていた。

 中村校長は「グローブが、私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます」などと記された大谷選手からのメッセージを紹介。「みんなで大切に使いましょう」などと呼び掛けた。

 その後、同小の野球チーム「奄美サンボーイズ」に所属する6年生の作田空真君(12)、生田翔馬君(12)、前田琉翔君(12)の3人がグローブをはめて、実際にキャッチボール。ボールをキャッチするたび、見学していた低学年の児童らは「すごーい」などと歓声を上げていた。

 3人は「軽くて使いやすい」「デザインがカッコいい」などと笑顔。前田さんは「将来は大谷選手のようなプロ野球選手になりたい」と話した。

 グローブは大谷選手が全国の全ての小学校に3個(右利き用大小各1個、左用1個)ずつ寄贈。昨年12月から今年3月にかけて順次配布している。