名瀬クリーンセンター

年末年始のごみ搬入では最終日(12月30日)の搬入台数が通常よりも大幅に増えた名瀬クリーンセンター

年末最終日の搬入台数 通常の4倍超に
分別、スプレー缶は資源ごみで

 大島地区衛生組合は、2023年度年末年始の名瀬クリーンセンターへの搬入量をまとめた。年末の受け入れは22年度から12月30日までとなったが、昨年最終日の搬入台数(業者・個人を含む)は599台となり、通常の4倍超と混雑、監視員や誘導員を増員し対応した。

 28~30日までの年末3日間のまとめによると、搬入台数は1331台で、前年度比166台上回った。日にち別では28日297台、29日435台、30日599台となり、通常の搬入台数(145台)に比べ大幅に増加した。搬入量の合計は29万7330㌔㌘で、前年度比2350㌔㌘減少した。

 同組合では、年末の受け入れにあたり31日は搬入できないことのほか、「1日500台ほどの搬入車両があるため、毎年クリーンセンター内で渋滞が起きている。解消するために、ごみの分別の徹底と時間に余裕を持った搬入」を呼び掛け。30日は第5土曜日で、龍郷町と瀬戸内町を除き可燃ごみの回収がないことから、個人による持ち込みの搬入車両がひっきりなしに訪れたという。

 前年度の最終日(600台)と同じ台数となったが、組合では通常1~2人の監視員を約10倍に増員するとともに交通誘導員も配置した。午前8時30分~午後4時45分までの通常営業時間内にトラブルなどが起きることなく対応できたという。年末年始の休みは4日間となり、年明けは4日から搬入を受け入れ。受け入れ開始日の搬入台数は242台(前年度195台)、搬入量18万1400㌔㌘(同14万1530㌔㌘)で、いずれも増加した。

 年末年始のごみの持ち込みでも分別が徹底しなかったのが、冬場に需要があるスプレー缶(カセットコンロ用)。中のガスが残った状態で搬入され、過去には爆発が起きた事例もあることから、使い切ると同時に「スプレー缶は不燃ごみでなく資源ごみとして出してほしい。また家庭内で事故が起きる危険もあり、缶に穴を開ける必要はない」と衛生組合は呼び掛ける。発火騒ぎがあった充電池も家電製品などから取り外した上で資源ごみとして出すよう求めている。