知名町住吉子ども育成会

ガイドから南洲神社について説明を受ける参加者ら(20日、和泊町手々知名字)

 

 

バスで島を巡ろう!
集落散策して島の歴史学ぶ

 

 【沖永良部】知名町住吉子ども育成会主催の「しまたびバスツアー」が20日、和泊町手々知名集落であった。育成会の親子ら18人が集落を散策し、手々知名字(あざ)に残る史跡や西郷隆盛ゆかりの地を巡った。

 住吉字で取り組んでいる「かごしま地域塾推進事業」の一環。島の歴史文化について理解を深めてもらおうと開催した。今回は、バスツアーの目的地である和泊町手々知名子ども会のメンバーと合同で実施した。

 参加者らは、知名町住吉字からバスに乗って和泊町へ移動。手々知名子ども会のメンバーと合流し、案内役の同町まちあるきガイド2人とともに集落を散策した。

 西郷隆盛をまつる南洲神社や現存する奄美群島の石橋の中で最も古い南洲橋(1919年建立)、昔ながらの石垣が残っている路地など16か所を約1時間半かけて見て回わり、手々知名字の歴史と文化に触れた。

 参加した住吉小5年の外山陽大さん(11)は「手々知名字にも住吉字と同じような石垣があって面白かった」。同小6年の池邨清翔さん(12)は「住吉には橋がないけど、手々知名には橋があることに気づいた。西郷さんに関係のある場所が多かったので勉強になった」と話した。