知名町で「科学の祭典」

実験を楽しむ子どもたち(知名町あしびの郷ちな)

楽しく実験、面白さ触れる

 【沖永良部】「青少年のための科学の祭典」が21日、知名町あしびの郷ちなであった。多くの児童生徒が訪れ、実験や工作を通して理科の面白さに触れた。

 科学に興味を持ってもらおうと開催。島内の小中学校や教育団体、消防などが協力し、九つの実験ブースを準備した。

 「気圧を体感しよう」のブースでは、空き缶に入れた水を沸騰させた後、水の入った洗面器に入れるとどうなるかを実験。大きな音とともに空き缶が一瞬でつぶれ、子どもたちも「うわ!すごい」と驚いた表情を見せていた。

 沖永良部与論地区広域事務組合消防本部の職員らは、車内に要救助者がいるとの想定で救助資機材を使った車両破壊を披露。フロントガラスや運転席のドアなどが取り除かれるたびに、観客から歓声と拍手が上がった。

 このほか、雲を発生させる実験や万華鏡の製作、よく飛ぶ紙飛行機つくりなどのブースもあった。

 知名小6年の益山かほるさん(12)は「理科の授業も楽しいけど、実験はもっと楽しい。いろいろな実験ができて楽しかった」と話した。