東京奄美会 片岡愛之助さん主演・西遊記を観劇

華麗な演技を披露する愛之助さん(日本テレビ提供)
明治座で待ち合わせする奄美出身の女性ら

食事会でも交流、気さくな人柄に触れる

【東京】東京奄美会はこのほど、徳之島観光大使の片岡愛之助さんが主演する、明治座(中央区日本橋浜町2の31の1)の舞台「西遊記」の観劇会を開催した。会には30人が参加、食事会では愛之助さんの気さくな人柄にも触れ、記念写真に納まるなど堪能していた。

東京奄美会が主催した観劇会は、日本テレビ開局70年記念舞台「西遊記」(マキノノゾミ脚本、堤幸彦演出)に主演する「徳之島三世」の愛之助(出生名・山元寛之)さんを奄美出身者で応援しようと企画されたもの。 徳之島観光連盟と、銀座でエステサロンを展開する㈱まゆ月の協力で実現した。

13日は、みぞれで凍えるような天候に見舞われたが、大島紬姿の女性らが明治座に集合。喜界島(5人)、奄美大島(4人)ほか、徳之島出身者や奄美ファンの合計30人が最前列から7列目まで最適なシートに身を沈めた。お待ちかねの舞台は、銅鑼の音で開幕した。

孫悟空に扮した愛之助さんが宙づりで目の前を3度周回し、終盤にはバク転も披露された。歌あり、笑いあり、涙ありの充実した数時間を参加者は大満足に終えた。「あっという間で、最高でした」と徳之島出身の60代男性は満足げに話し、パンフレットを買い求めていた。

一行は、終了後に明治座近くのイタリアンレストランへ移動。余韻に浸っているところに、舞台を終えたばかりの愛之助さんが登場。割れんばかりの拍手と大歓声が巻き起こった。感謝の気持ちを笑顔で伝える愛之助さんに、東京奄美会・宮地正治会長、前会長・大江修造さんらは「楽しませていただいた。素晴らしかった」と口をそろえ絶賛した。

シマッチュの気質を「人情もあって大好きです」と語る愛之助さんは、各テーブルで記念写真に応じていた。喜界島出身の女性は「人柄がとてもすてきです。これからももちろん応援していきますよ」と憧れのまなざしで興奮していた。

最新の映像技術や特殊効果も駆使された、三蔵法師一行が天竺を目指すアクションスペクタクル舞台は、28日まで。