あまみ地域づくり褒賞

表彰状を手に受賞者たち

2個人4団体を表彰
県大島支庁

 県大島支庁は25日、2023年度「あまみ地域づくり褒賞」の授賞式を奄美市名瀬の同庁大会議室で開いた。文化の保存・継承や農業振興、地域づくりなどの分野で功績のあった2個人4団体を表彰した。

 褒賞は、かごしま未来創造ビジョンを踏まえ、地域の発展などに尽力する奄美群島の団体や個人の表彰を目的に2011年に創設。今年度は6個人団体が受賞したほか、災害時に復旧にあたった2団体に感謝状が贈られた。

 新川康枝大島支庁長は出席者の功績をたたえ、「地域での尽力に対し深く感謝したい」とあいさつ。表彰状や感謝状を手渡した。式後は受賞者らで意見交換会を実施。功績などを情報共有した。

 方言の継承活動などで評価を受けたシマユムタ伝える会会長の鈴木るり子さんは「方言を使ってほしい一心で活動してきた。受賞は励みになる」と笑顔を見せ、ハカマロールの粗飼料化に大島支庁と取り組む伊仙町肉用牛振興会会長の宮永誠さんは「共に歩んできた仲間の協力があってこそ。これからも農業振興にまい進していきたい」と喜んでいた。

 被表彰者は次の通り。(敬称略)

 【個人】鈴木るり子(奄美市)、宮永誠(伊仙町)
 【団体】県建設業協会奄美支部(奄美市、畠利文支部長)、NPO法人TAMASU(大和村、中村修代表)、天城町地域女性団体連絡協議会(天城町、大吉美枝代表)、NPO法人よろん出産子育て応援隊あんまぁ~ず(与論町、内野正世代表)
 【感謝状】宇検建友会(宇検村、大友満輝会長)、瀬戸内建設業協会(瀬戸内町、伊東一宏会長)