県地区対抗女子駅伝 大島チームが凱旋報告

記念写真に納まる女子駅伝大島チームの選手団

C級優勝「みんなが頑張った」

 28日に霧島市で行われた第37回県地区対抗女子駅伝競走大会で7位に入り、Cクラス優勝、Bクラス復帰、躍進賞1位の目標を達成した大島チームが29日、凱旋(がいせん)した。奄美市名瀬の奄美市役所などを訪れて喜びを報告。チームを引っ張った上原千怜主将(29)は「走りに休みはない。みんなが頑張ってきた。支えてくれた人、島への感謝を忘れず、来年もみんなが応援してくれるようなチームを目指していきたい」と感謝を伝えた。

 奄美市役所では、2区の上原主将、5区の備聖南選手(32)、野島未菜選手(24)、富田愛彩選手(13)、田畑結愛選手(13)、備秀朗監督(62)ら選手団10人が訪問。奄美群島市町村体育協会会長の安田壮平市長らがチームを拍手で迎え、選手らの活躍をたたえた。

 チームは、前回大会を2分26秒上回る1時間15分29秒のタイムで総合7位に輝いた。上原主将は「キャプテンという大役も任され、楽しく走ることができた」と報告。備選手は「13年ぶりの出場。駅伝の楽しさを久しぶりに味わえた。来年はさらにチームに貢献したい」と振り返った。

 報告を受けた安田市長は「お帰りなさい。郷土への誇りを胸に、島にたくさんの感動と元気をもたらした」とチームをねぎらった。備監督は「素晴らしい成績で報告できることを喜んでいる」と述べ、「きょうからがまた新たなスタート。今年以上の成果が出せるように頑張りたい」と来期を見据えた。