喜界島でチャリティーライブ

喜界島のアーティストたちが音楽や踊りを通して支援の輪を広げたチャリティーライブ(提供写真)

能登へ心寄せ、熱いステージ
アーティスト14組が支援の輪

 能登半島地震の早期復興を願うチャリティーライブ「PR(L)AY・FROM・KIKAIJIMA」が28日、喜界町の自然休養村管理センターであった。会場には約350人が訪れ、喜界島のアーティスト14組による熱いステージを通して、被災地に思いを寄せた。

 音楽や踊りで被災地に寄付金を届けようと、島の有志でつくる同実行委員会が企画。支援に向けた募金箱を会場入り口の3か所に設け、支援の輪を広げた。

 出演は、川畑さおりさん、安田博樹さん、東郷さやかさん、土岐和貴さん、KIKO&CHIKAさん、喜界島うるまエイサー、アヌエヌエフラダンス教室ら、島を誇りに活動するアーティストらが協力。シマ唄やポップス、ダンス、エイサーなどをステージで熱演し、被災地復興への応援を呼び掛けた。

 また、ライブ前には同町地域おこし協力隊でサンゴ留学のコーディネーターを務める藤原実子さんの講話もあった。藤原さんは母方の実家が石川県珠洲市で、4~9日にはボランティアナースとして輪島市に入って活動。現地の状況や実際に目にした様子などを報告した。

 栄忠則実行委員長は「短い準備期間の中、賛同してくれたアーティストや多くの来場者には感謝しかない。これからも喜界島から元気と復興の気持ちを被災地に届けていきたい」と話した。

 集まった募金は町社会福祉協議会に届け、日本赤十字社を通じて被災地に送られる。