県大島支庁作成 奄美黒糖焼酎PR用パンフ・ポスター

奄美黒糖焼酎の魅力を伝えようと県大島支庁が作成したポスター

魅力発信、消費拡大へ
特徴や歴史、飲み方、ポジショニングMAPも

県大島支庁は、奄美黒糖焼酎PR用パンフレット及びポスターを作成した。パンフには黒糖焼酎の特徴や歴史、さまざまな飲み方など盛りだくさんの内容を掲載しており、島内外に広く周知することで来島する観光客などへの魅力発信、消費拡大が期待されそう。

総務企画課によると、2023年度地域振興推進事業(事業費=パンフ・ポスター約370万円)で作成。約10年前にパンフを作成しており、リニューアル版で、取材・執筆・編集は県内の業者に委託した。A5サイズのパンフ(30㌻)は4100部、A2サイズのポスターは240部作成しており、ポスターは奄美群島全体版と各島(奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島)の計6種類ある。

「島の焼酎 黒糖スタイル」を掲げ、奄美の豊かな自然や観光名所の写真を多用し「保存版的な」パンフには、▽黒糖焼酎の特徴、歴史▽いろいろな飲み方やアレンジ方法▽群島各島の地図に蔵元の所在や観光名所等―を掲載するとともに、群島内25蔵元全社を紹介している。「奄美黒糖焼酎の日」(5月9・10日)や奄美黒糖焼酎女子倶楽部の活動にも触れている。

この中で特徴については「口に含むと黒糖のフルーティーな味わいで芳醇(ほうじゅん)な香り、スッキリとキレが良く喉ごしも爽やか。蒸留酒ならではの魅力として二日酔いになりにくく、健康的に楽しめます。糖質はゼロという体にやさしいお酒です」と紹介。「スッキリ――濃厚」、「華やか――黒糖らしい」で分類しての黒糖焼酎ポジショニングMAPも。各蔵元の主要銘柄は計18種類ある中、それらの味わいの違いを「可視化」することで、購入時の参考になればと思い作成したという。「初めて黒糖焼酎を飲む方・他の味わいも楽しんでみたいという方、ぜひお気に入りの味わいを見つけてください」としている。

配布先は奄美大島酒造組合、管内各市町村、奄美群島内25蔵元、各観光協会、奄美群島広域事務組合、管内の宿泊施設・空港・港の島内のほか、県庁関係各課、県外事務所(東京、かごしま遊楽館、大阪、福岡の4か所)。同課は「奄美黒糖焼酎の魅力、特徴を分かりやすく伝えようと作成した。島内の観光施設、販売店、飲食店などでパンフレットが手に取れるようにしていただき、観光客などをターゲットに見てもらいたい。ぜひ多くの人が黒糖焼酎の素晴らしい魅力を知って、味わってほしい」と活用による消費拡大を期待している。