県下一周駅伝・大島チーム

最後の選考会に臨む選手たち

 

 

いざ大会へ、出場21人内定
龍郷町で最終選考会

 

 

 17日に開幕する第71回県下一周市郡対抗駅伝競走大会・大島チームの最終選考会(同地区運営委員会主催)が11日、龍郷町の瀬留生活館を発着点にあった。大会まで1週間。選手らは代表入りを目指し、最後の力を振り絞った。

 現在、チームの登録選手は社会人15人、高校生14人の計29人。この日は、奄美大島内の社会人、本土から駆け付けた高校生ら登録選手7人が選考会に臨んだ。

 選考会は先月28日に続き2回目。大会に出場できる選手枠は21人。これまでに17人が内定しており、残り4枠を懸けて、同館から龍郷集落を折り返す8㌔のコースを走った。

 選手らは入念なアップの後、午前10時30分にスタート。天候は気温15・4度、北の風4・2㍍の中、ペースを確かめながら最後の走りに力を込めた。

 この日で出場選手21人が内定。メンバーは16日の監督会の後に発表する。
 川元英経監督(47)は選手を前に「まだ一週間ある。21人全員が走らない限り(出番は)回ってくる。心構えをしっかり持って、本番へ準備していこう」と呼び掛けた。上原一真主将(31)は「(今年は)故障者も多く厳しくはあるが、それぞれの体調が整えば目標は達成できる」と力強く述べ、「地域の人への感謝を忘れず、元気づける走りで恩返しがしたい」と抱負を話した。

 チームの目標は、Cクラス優勝、Bクラス復帰。大会は17~21日の5日間。鹿児島市役所前を発着点に583・3㌔(53区間)のコースでタスキをつなぐ。