伊仙町商工スタンプ会

家族連れでにぎわった伊仙町商工スタンプ会の創立40周年記念・お楽しみ大抽選会=11日、同町ほーらい館

 

 

消費者の町外流出防止
抽選、Wチャンスに沸く
自助努力で40周年

 

 

 【徳之島】伊仙町商工スタンプ会(佐藤隆志会長・会員30事業所)の創立40周年記念~大還元祭・お楽しみ抽選会が11日、同町ほーらい館であった。家族連れなど約250人が訪れて和太鼓や三味線演奏、ダンスなどステージを楽しみながら、来場者抽選と本抽選会のダブルチャンスに沸いた。

 同スタンプ会は、町商工会会員の有志たちが消費者の町外流出防止や大型店対策として1985(昭和60)年に結成。加盟店での利用額に応じてスタンプシールを発行し、一定の枚数に達すると抽選券に交換し「新春お楽しみ抽選会」を開いて還元してきた。自助努力の傍ら、町内の小・中学校には1万円分ずつの「教育助成商品券」(加盟店専用)も贈り続けている。

 コロナ禍の影響で一堂に会しての抽選会イベントは4年ぶり。町商工会の佐倉功一会長が率いる和太鼓集団「黒潮太鼓」一行のエネルギッシュな演奏で開会した。

 商工スタンプ会の佐藤会長は「消費者の町外流出防止や大型店化対策、地域啓発事業としてスタートして40周年を迎えたのは町民の皆さまの支えのおかげ。さらに親しまれるスタンプ会を目指して加盟店一同頑張っていきます」などと感謝。大久保明町長は祝辞で、町の人口対策や産業振興策を述べながら町内商工業の発展に期待を寄せた。

 ステージでは鹿浦小児童20人による三味線演奏を皮切りにストリートダンスや創作ダンスなどで楽しませた。

 お待ちかねの本抽選会では▽特等「5万円分商品券」20本▽1等「1万5千円商品券」40本▽くじ引き「1千円商品券」520本―などに一喜一憂。さらには来場者対象の「会場抽選会」(商品券3万円や加盟店提供商品など100本以上)のWチャンスでも沸せた。