日本選手権準V Honda熊本硬式野球部

「今年も験のいい徳之島からスタート」。通算6度目合宿入りしたHonda熊本硬式野球部一行と歓迎の地元関係者=13日、天城町総合運動公園野球場


「赤土新ばれいしょ」の贈呈も

「今年も験のいい徳之島からスタート」
徳之島・天城町で歓迎セレモニー

 【徳之島】社会人野球の強豪「Honda熊本硬式野球部」(渡辺正健監督)の選手・スタッフ一行34人が、12日から徳之島・天城町に合宿入り。町当局や地元関係団体は14日、練習拠点の同町総合運動公園野球場で歓迎セレモニーを開き、特産品などを贈って社会人野球日本一の達成など活躍に期待した。24日まで。オープン戦や少年野球教室も計画している。

 Honda熊本硬式野球部(本拠地・熊本県菊池郡大津町)は、▽都市対抗野球大会に8年連続・通算17回出場(2002年に準優勝1回)▽社会人野球日本選手権大会には14回出場(88年と昨年に準優勝2回)▽JABA九州大会(13年優勝1回)などを誇る強豪。多くのプロ選手も輩出している。徳之島合宿はコロナ禍を抜けて昨春3年ぶりに再開、今年で通算6度目。

 歓迎セレモニーでは歓迎の花束に続き、森田弘光町長があいさつで「まずは〝お帰りなさい〟と言いたい。徳之島合宿を土台に素晴らしい成績を収めてほしい」と期待。町から旬の特産品「赤土新ばれいしょ春一番」100㌔や町水産業振興拠点施設「うおっちょ」の食事券40枚、町体育協会がスポーツドリンク3ケースを贈って励ました。

 渡辺監督はあいさつで「昨年もここ(徳之島)からスタートして8年連続の都市対抗出場、2年連続の日本選手権(準優勝)とすごく良い結果の1年に。今年も験(げん)のいい徳之島からスタートして昨年以上の結果を出したい」とお礼を述べた。

 同島合宿2年目の竹葉章人主将(25)=捕手、奈良県出身=はインタビューに「昨年は日本選手権準優勝で終われたが、今年は(都市対抗と)2大大会のどちらかで絶対に優勝できるチームづくりをしたい。環境的には野球に集中できて、設備も整っている。がんがん体をいじめていきたい」と抱負を語った。

 徳之島町で合宿中の大学野球の強豪・上武大学硬式野球部とのオープン戦(17日午後1時から徳之島町総合運動公園野球場、18日午前10時30分から天城町同球場)も計画。24日午前8時30分からは天城町内小中学生対象の野球教室(同球場)を開き交流予定だ。