各ブースには大勢の来場者があり盛況となった、瀬戸内町が尼崎市で開いた観光物産展
瀬戸内町は10、11の両日、兵庫県尼崎市の阪神尼崎駅前中央公園で「瀬戸内町観光物産展in尼崎」を開いた。コロナ禍で中止が続いたが、昨年から再び開催。人の流れの多い駅前という会場の立地環境の良さのほか天候に恵まれたこともあり、どのブースも大勢の来場と盛況で、旬の果物タンカンは約2㌧が完売した。
地元出身者でつくる郷友会組織・関西瀬戸内会が共催。町水産観光課によると、利用してきた会場が今年4月から工事が入り、建物が建設され、今後は同じ場所での開催ができなくなるため、地元の尼崎市長やこれまで開催に尽力してきた人々に鎌田愛人町長による感謝状贈呈もあった。
物産展には飲食を含め10のブースが設けられた。商工会特産品部会、島魚あまみ海、奄美せとうち地域公社、大島紬協同組合、町田酒造、JAあまみ、海力の事業所・団体が参加。来島・来町を促すためVR(バーチャル・リアリティー)体験ができる観光ブース・総合案内も設けた。
特産品や地場産物を並べるだけでなく、サトウキビの搾りジュース、大島海峡などで収穫された鮮魚をさばきフライにしたり、エビ汁の提供など実演販売が好評だったという。同課は「タンカンは果実の試食を勧めたところ、香りの良さが誘客効果を生み出し、たくさんの購入者が訪れ、二日間とも午前中で完売した」と報告。会場はどのブースも行列ができ、二日間で延べ約8千人が来場したという。
感謝状贈呈者と主な功績は次の通り。
上松圭三氏(役所との調整役として観光物産展を継続。妻が瀬戸内町出身で、瀬戸内会活動にも協力)、恵島秀和氏(関西瀬戸内会長在任中、尼崎市役所前の市民祭り会場で第1回物産展を開催)、松本眞氏(尼崎市長)、磨島三郎氏(瀬戸内会幹事長として第1回物産展開催に尽力。幹事長退任後も開催に協力)、竹原利光氏(第1回開催時、尼崎市議として瀬戸内会執行部と役所の調整役として尽力、物産展の成功に結び付ける)