徳之島町「つむぎたい」が文科大臣表彰

文部科学大臣表彰に輝いた徳之島町家庭教育支援チーム「つむぎたい」のメンバー(右側)=16日、徳之島町役場

家庭教育支援チーム
伝達式で祝福

 【徳之島】子育て家庭を応援するさまざまな活動に取り組んで10年になる徳之島町家庭教育支援チーム「つむぎたい」(清瀬利津子代表、現会員6人)が、2023年度家庭教育支援チームにかかわる文部科学大臣表彰に輝いた。全国では20団体、九州地区からは唯一の受賞。徳之島町は16日、町役場で改めて伝達式を開き、日頃の活動をたたえた。

 文科省は、家庭教育支援活動の一層の推進を図るとともに家庭教育支援チームの優良事例の広報や研究の進展、認知度向上のため、特色ある優れた活動を行うチームの功績をたたえ、隔年で大臣表彰を行っている。授賞式は9日に同省(東京)であり、清瀬代表が出席した。 

 「つむぎたい」は、県家庭教育支援条例が施行された14年度に合わせて同年9月から活動。メンバーは元教員やNPO法人代表、子育て経験者、不登校支援員、行政職員など延べ11人で活動してきた。「できる人が、できる時間に、できること」をモットーにそれぞれがスキルを発揮。大島紬の糸を紡ぐように人と人、地域と家庭、学校と家庭を紡ぎ、地域の子育てのよりどころを目指している。

 具体的活動では、乳幼児期から小・中学生までを対象に家庭教育啓発資料の作成・活用、家庭教育講話の実施、親子体験講座の実施、子育てサロン「ママnavi(ナビ)」の設置などを推進。要請に応じて個別の相談や各校PTA家庭教育学級とも連携してきた。

 伝達式には「つむぎたい」メンバーのうち4人が出席。高岡秀規町長が「町と教育委員会で教育格差がないよう力を入れている中、文科大臣表彰は非常に光栄。今後2度、3度と重なるよう私たち親もしっかりと努力しなければならない」と述べ、祝福した。

 大臣表彰の栄誉に清瀬代表(58)=町教育委員、亀津小特別教育支援員=は「つながりが希薄化した社会にあって、保護者と学校、地域と学校のつながりをつくることが私たちの役割。保護者の方々にも『一人で悩まなくていいよ、私たちが相談にも乗りますよ』と町社会教育課を通じてアピールしてきた。(大臣表彰を通じ)間違いではなかったと再認識させられた」と述べた。

 今後の展望について、支援員の仲間づくりや既活動のブラッシュアップ、福祉や地域との連携、地域と連携して子どもたちの成長を支える仕組みづくりなどを掲げている。