道の駅「とくのしま」 国交省道路局が登録

徳之島町花徳に12月のオープンを目指す「道の駅『とくのしま』」の完成予想図(同町花徳支所提供)

 

世界遺産センター併設12月同時オープンへ
徳之島町花徳に建設中

 

 【徳之島】国土交通省道路局は16日、徳之島町花徳の県道沿いに町が建設中の「徳之島町観光拠点施設」(仮称)を「道の駅『とくのしま』」として登録した。今年は全国で4駅を登録、計1213駅目。環境省が同じ敷地内に併設建設中の「徳之島世界遺産センター」(仮称)とともに今年12月の同時オープンを目指している。

 「道の駅」は1993年に同制度を創設以来30年が経過。国交省は地方創生・観光を加速する拠点への進化を目指す「第3ステージ」の取り組みを推進。市町村の申請に基づき、①無料で24時間利用できる十分な駐車場、清潔なトイレ、子育て応援施設(ベビーコーナーなど)②道路や地域に関する情報提供施設がある③文化教養施設・観光レクリエーション施設などの地域振興施設がある④施設及び施設間を結ぶ主要経路のバリアフリー化がなされている―など要件を満たすものを登録している。

 道の駅「とくのしま」の登録は鹿児島県内では23駅目、奄美群島では奄美市住用町に次いで2駅目となる。

 経路は主要地方道伊仙亀津徳之島空港線(県道)沿い。敷地面積6832平方㍍。駐車場46台やトイレ22基、情報提供・休憩施設、観光案内所、ベビーコーナー、非常用電源、公衆無線LAN、物販施設、飲食施設、世界遺産センター、イベント広場、バス停などを整備中。

 特徴として、①町内の景勝地や観光への優れたアクセス性を生かした「地域の玄関口」②島の食材が楽しめる食堂や島唄・島踊りなど、伝統文化体験の提供、農林水産物や特産品直売による「島を伝える駅」③環境省が併設する世界遺産センターとの連携―などを掲げている。