方言劇を披露した田皆子ども会育成会のメンバーら(17日、知名町あしびの郷ちな)
方言劇や伝統芸能で沸く
【沖永良部】2023年度第26回島唄・島ムニ大会(知名町教育委員会主催)が17日、同町あしびの郷ちなであった。町内の5個人7団体が出演し、島ムニ劇や伝統芸能で観客を沸かせた。
2月18日は大島地区「方言の日」。同町では島の文化を残そうと、毎年島唄・島ムニ大会を開催している。
田皆子ども会育成会の3・4年生13人は、方言劇「浦島太郎」を披露。竜宮城を訪れた浦島を歓迎するシーンでは、演者全員で田皆ヤッコを力強く踊って見せた。
知名小3年の30人は、「なまからわきゃが、まーさぬ、やきむちの作り方かたゆんど(いまから私たちがおいしい「やきむち」の作り方を教えるよ)」と呼び掛け、郷土菓子「やきむち」の作り方を方言で説明した。
小学2年の西航平さんは1歳8か月の弟の成長を一人語りし、祖父母が話す方言を弟がまねしている様子などを紹介した。
大会を前に、第12回知名の子表彰もあり、学芸賞6人、体育賞10人、読書賞5人、善行賞3人、皆勤賞8人を表彰した。