沖永良部産バレイショを給食で味わう

給食で地元産バレイショを使った「豚じゃが」を味わう大城小の子どもたち(28日、和泊町)

 

和泊小と天底小(沖縄県今帰仁村)オンラインで交流授業
地域の魅力をPR

 

 【沖永良部】和泊町立大城小学校の5・6年生20人と沖縄県の今帰仁村立天底小学校の5年生26人が28日、給食時間にオンラインで交流した。大城小の子どもたちは、収穫の最盛期を迎えている「赤土バレイショ」の特徴や沖永良部島の魅力をPRした。

 沖永良部2町と沖縄県今帰仁村は、2020年に友好都市協定を締結。その翌年から和泊町と今帰仁村による食材交流プロジェクトが始まり、今年で4年目となる。

 毎年2月に和泊町の特産品「赤土バレイショ」を送り、6月頃に今帰仁村のスイカが届く。各食材は、学校給食で振る舞われる。

 交流授業では、大城小の子どもたちが五つのグループに分かれて沖永良部島の魅力やバレイショのおいしさをPR。「ジャガイモには、ミカンと同じくらいビタミンンCが含まれている」「沖永良部島のバレイショは県で3番目に生産量が多い」などと発表した。 

 この日の給食メニューは、赤土バレイショを使った「豚じゃが」。天底小の子どもたちの「くわっちーさびたん(いただきます)」の合図で給食が始まると、テレビ画面から「このジャガイモおいしい」という声が響いた。

 大城小6年の島田琉世さん(12)は「楽しく交流できたし、ジャガイモもおいしかった。島の良さをたくさん伝えることができた」。東條成晃さん(12)は「みんなと仲良くなったので、今度はオンラインではなく今帰仁村に行って交流したい」と話した。