鹿屋体育大学女子バレー部

オーバーハンドパスのコツをアドバイスする大学生(中央)=2日、和泊町立和泊中学校体育館

子どもたちに基本技術教える
合宿の和泊町で教室開催

 【沖永良部】鹿屋体育大学女子バレーボール部によるバレーボール教室が2日、和泊町立和泊中学校体育館であった。町内のバレーボールスポーツ少年団の児童ら約60人が参加し、パスやスパイクなど基本技術を指導した。

 同バレー部は、毎年この時期に沖永良部合宿を実施。今回は2月27日から今月2日までの日程で行われ、部員17人が参加した。合宿期間中はスポ少に所属する子どもたちの家庭にホームステイしながら練習に励んだ。 

 この日の教室では、パスやスパイク、ブロックなど基本技術を指導。アンダーハンドパスの練習では「膝を使ってボールに回転がかからないように」とアドバイス。スパイク練習では、子どもたちにトスを上げながら「高くジャンプして強くたたくことを意識して」と呼び掛けた。

 教室に参加した和泊小4年の清水羅衣良さん(10)は「すごく楽しかった。教えてもらったことを試合で生かしたい」と話した。

 同バレー部の平田美菜主将(21)は「島の人たちが温かくて、素晴らしい環境で合宿ができた。今回触れ合った子どもたちからもたくさんのパワーをもらった。4月から大会が始まるので、合宿で鍛えたチーム力で日本一を目指したい」と語った。

 教室後は、大学生と子どもたちの混合チームによる紅白戦で盛り上がった。