機内で喜界島をPR

機内での提供を開始した「花良治みかんキャンディ」とJAC関係者(提供写真)

「花良治みかんキャンディ」 JACで提供開始

 奄美群島などの離島を結ぶ日本エアコミューター(JAC)はこのほど、喜界島で生まれた幻の果実を使った「花良治(けらじ)みかんキャンディ」を機内で提供開始した。喜界島産農産物をPRし、就航地の活性化につなげる。

 JACの地域貢献活動の一環。2022年にJACが就航地でもある町役場に相談。条件に合う商品を探していたところ、同町湾にある㈲吉川商店が協力を申し出た。

 花良治みかんは、島の在来種で独特の芳醇(ほうじゅん)な香りが特長。キャンディは甘味と酸味を絶妙に維持したまま、すっきりとした味に仕上げた。提供にあたってはパッケージをリニューアル。同町マスコットキャラクターの「よろこびと」と「花良治みかん」のイラストをあしらい、喜界島産をアピールしている。

 対象機は一部路線除く全便で、機体搭乗の際の入り口やフライト中に提供される。期間は1年程度を見込んでいる。

 橋渡しをした同町農業振興課の担当者は「農家が大切に育てた花良治みかんをぜいたくに使ったキャンディで、喜界島に興味を抱くきっかけになれば」とPR。JACは「これからも地域に密着したサービスを提供していきたい」とコメントしている。

 花良治みかんキャンディは吉川商店の店舗でも購入できる。