沖高と志學館大が連携協定

包括連携協定を結んだ左から沖永良部高校の德留健作校長と志學館大学の飯干紀代子学長(7日、沖永良部高校)

 

 

進路の可能性広げるきっかけに

 

 【沖永良部】高校教育と大学教育の活性化を目指し、沖永良部高校(德留健作校長、生徒数227人)と志學館大学(飯干紀代子学長)は7日、包括連携協定を締結した。沖高の德留校長は「志學館大学がこれまで積み上げてきた知の財産を提供してほしい。これを機会に、生徒たちの進路や学習に対する意欲をさらに高めることができるだろう」と期待を込めた。

 協定内容は▽大学教員による高校への出張講義等の実施に関すること▽高校の探究(特別授業)実施における大学の支援に関すること▽高校のサークル活動における大学の指導他に関すること▽高校の大学施設及び備品類等利用に関すること―など全6項目。同大学による高大連携は4例目で、群島内では3例目となる。

 沖高校長室で締結式が行われ、志學館大学の飯干学長は「高校生が大学を身近に感じ、勉強や研究することの楽しさを知り、進路の可能性を広げるきっかけにしてほしい」と述べた。