手作り貯金箱で募金活動

田検小5年の徳永めいさん(左)から募金が贈られた名越太さん(中央)と直三男也さん

スクールガードへの活動資金の募金に活用された貯金箱(左)。27日まで宇検村湯湾の「ケンムンの館」に設置される

スクールガードに感謝の贈呈
宇検村の田検小5年・徳永さん

 優しくあいさつしてくれたスクールガードの皆さんにお礼を伝えたい――宇検村の田検小5年・徳永めいさん(11)は「スクールガードの活動資金」のためにと手作りの貯金箱で募金活動を行い、2月の1か月で計9415円を集めた。15日、募金箱を設置した同村湯湾の「ケンムンの館」で贈呈式があり、田検校区のスクールガード・直三男也(すなおみおや)さん(70)=湯湾=、名越太さん(60)=同=に募金が手渡された。

 貯金箱は夏休みの自由研究として作製され、テーマは「スクールガードの皆さんへの感謝の気持ち」。徳永さんは3年前に同校に転校。不安な気持ちで通学し始めた頃、直さんらが名前を覚え、優しくあいさつしてくれたことで、学校に行くのが楽しくなったという。

 贈呈式では貯金箱とともに掲示したスクールガードへの感謝が綴られた手紙を徳永さんが朗読。直さんは「子どもたちのために活動してきただけだが、うれしい限り。今後、横断旗の購入を検討したい」と述べた。

 徳永さんは「雨が降り出した際、通学路に置かれた傘を貸してくれ、それらの購入費に役立てられたらと募金活動を行った。友達にも募金してもらいうれしかった」と話した。

 募金終了後も27日まで貯金箱は同施設に設置。海外の硬貨が用意され「貯金体験」が楽しめる。