世界で唯一「隆盛家族の像」に感慨

菊次郎のひ孫・島津典子さん(左)と、菊草のひ孫・竹内恵子さん(24日、りゅうがく館)

 

 

西郷小浜公園のシンボル「家族の像」(龍郷町龍郷集落)

 

 

菊次郎、菊草のひ孫が町民に感謝
龍郷町

 

 

 龍郷町龍郷集落小浜地区に23日完成した「西郷小浜公園」。竣工(しゅんこう)式では、公園上段に設けられたステージで、青少年ミュージカル「KIKUJIRO」のミニ公演や同集落の八月踊りもあり、にぎやかに完成を祝った。広場には、海の向こうを指さす隆盛と妻・愛加那、長男・菊次郎、長女・菊草(菊子)が並ぶ「西郷隆盛 家族の像」が建つ。この像を「世界で唯一の家族の像」と感慨深く見つめた2人の女性がいた。菊次郎のひ孫・島津典子さん(76)と、菊草のひ孫・竹内恵子さん(72)だ。

 同町生涯学習講座には、隆盛の遺徳や功績を学ぶ「志塾・西郷塾」(2023年度講師・前田守さん)がある。18年に開催された同塾主催の「西郷南洲翁上陸記念祭」に招かれた2人は、龍郷小体育館で特別講話を行うなど親交を深めてきた。

 24日にあった同講座合同閉講式に出席した菊次郎のひ孫(祖父が菊次郎の長女)・島津さん=千葉県在住=は「地元の温かさに感謝。自分の古里に帰ったと感じる。実際には肩を並べることのなかった家族の像は、おそらく世界でも例がない」と感慨深げに話した。

 菊草のひ孫・竹内さん=神奈川県在住=は「昨年末、アメリカ・ロサンゼルスに住む妹と共に来島し、先んじて見せてもらった。日本の礎を作った隆盛と、再会することがかなわかった家族が並んだ像ができた。町民と西郷塾に感謝したい」と話した。