関東鹿児島県人会連・50周年記念大会

来賓あいさつに立つ塩田康一知事
六調で会場が一つになり盛り上がった。三味線と唄は森田美咲さん、おはやしは脇田真由美さん
会場入り口には返礼品紹介コーナーも

古里の発展願う思い新た

【東京】第39回関東鹿児島県人会連合会の創立50周年記念大会が24日、東京渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで開催された。あいにくの天気で足元が悪い中、約600人が出席。郷土鹿児島を懐かしみ、古里の発展を願う思いを新たにした。

記念式典ではこれまでの50年をたどる映像が流れ、会の歴史を振り返った。黙とうに続き、連合会の歌「それが故郷」を全員で合唱した。

原口悟郎会長があいさつに立ち、昨年を振り返って、国体の開催や、「ふるさと交流の旅」で復帰70周年を迎えた奄美を訪問し、奄美の歴史や文化に触れた旅になったことを紹介した。これからの連合会の在り方として「これまでと変わらず古里を応援し、ふるさと納税キャンペーンを推し進める。愛される会を目指し皆様と郷土の発展を目指す結束を深め、未来への道を切り開いていこう」と提言があった。

来賓あいさつに立った塩田康一知事は「鹿児島は我が国の食料供給基地としての役割を担っている。基幹産業の農林水産業をはじめ、観光関連、子育て支援など、今と未来を作ることに全力を挙げていきたい」と話した。

森山裕衆院議員は会への感謝と、「国の守りをしっかりしていくのに鹿児島の役割は大きい」などと述べた。

本坊輝雄鹿児島県市長会会長が「暇だったわけではありません。年度末の忙しい中、12人の市長がお祝いに来ました」と述べ、笑いを誘った。「ふるさと納税は全国第4位、3割は返礼品として納税者に、2割は事務手続き、5割はそれぞれの自治体の、さまざまな活動に使わせてらっている」とふるさと納税を呼び掛けた。

高岡秀規鹿児島県町村会会長、横田捷宏公益法人三州倶楽部会長らが来賓祝辞した。

会場入り口にはふるさと応援フェアブースも設けられ、各市町村の返礼品の展示、物販があった。奄美からの出店はなかった。

懇親会では、古里交流演芸がステージをにぎわせた。古里応援・PRタイムでは、来賓の市長らによるご当地PR、抽選会があり、安田壮平市長が奄美市を、高岡町長が徳之島を紹介。締めには出演者ら全員でのおはら節、続く六調では来賓者らもステージに上がり、楽しく盛り上がった。