昭和小の卒業生ら来島

アマミノクロウサギの保護活動に取り組み、安田市長から感謝状を受け取った昭和小の卒業生5人と大熊教論(右から2人目)ら

クロウサギ保護でエコバッグ寄付、奄美市が感謝状贈る
「島の子どもらと交流深めたい」

2021年からアマミノクロウサギの保護活動などに取り組んできた東京都世田谷区の昭和女子大付属昭和小学校の卒業生らが28日、奄美市役所を訪問した。安田壮平市長は同小の活動をたたえ、子どもたちに感謝状を贈った。大島紬姿で訪問した卒業生らは、安田市長から感謝状を受け取ると「これからも世界自然遺産の奄美大島の環境保護などに関わっていきたい」と笑顔を見せ、今後の交流にも意欲を見せた。

卒業生らは4年生だった3年前、総合学習の一環としてアマミノクロウサギの保護活動について学習。ロードキルなどの課題があることを知り、専門家らの協力を受けながら「アマミノクロウサギを守ろう」プロジェクトを発足させた。保護意識を高めることを目的とした啓発活動として、クラウドファンディングで資金を集めオリジナルのエコバッグ1000個を作成し、奄美大島の市町村に寄付した。

この日は当時4年2組だった児童36人のうち、萩原らいらさん、穂積早苗さん、山岸未来さん、酒匂幸大君、吉岡宏之君(いずれも12歳)の5人と当時担任だった大熊太郎教諭(33)が来庁。安田市長と名刺交換をするなど交流を楽しんだ。

安田市長は「プロジェクトを通して奄美の自然環境の保全に貢献してもらい感謝しています。これからも奄美のことに興味を持って、たくさんの人に奄美の良さを伝えてください」などと述べた。

萩原さんは「4年生の時はまさか感謝状をもらえるような活動になるとは思っていなかった。奄美の自然を守る活動をこれからも続けていきたい」と話し、吉岡君も「自然と人が共生する奄美について学ぶことができて良かった。この環境がいつまでも続くために自分たちに何ができるか、これからも考えていきたい」と話した。

卒業生らは、島内の子どもたちとの交流にも意欲を示した。酒匂君は「活動を通して奄美が大好きになった。奄美の人は優しい人が多く、これからも1年に1回は必ず奄美に来たい。できれば、地元の子どもたちとも交流を深めたい」と笑顔で話した。