ピアニストの重松壮一郎さん

演奏を披露したピアニストの重松壮一郎さん(4日、知名町フローラル館ロビー)

プロ20周年、沖永良部で初ライブ
オリジナル曲など6曲披露

 【沖永良部】ピアニストの重松壮一郎さんによるプロ活動20周年記念ライブが4日、知名町フローラル館ロビーであった。来場した家族連れら約50人を前に、オリジナル曲など計6曲を披露した。

 重松さんは長崎県在住。国内外で活動し、年間150回近くライブを行っている。毎年春に沖縄ツアーを開催しているが、今回は沖永良部島のファンのためにと、知名町をライブ会場に選んだ。

 この日は悪天候のため、会場を昇竜洞出口ガーデンから同町フローラル館ロビーに変更した。

 ライブでは、島の風景をイメージした曲を即興で演奏したのを皮切りに、東日本大震災の犠牲者への思いを込めたオリジナル曲「地球(ほし)のこもりうた」などを演奏。観客は目を閉じて、やさしいピアノの音色に聞き入っていた。

 知名町の甲斐統子さん(59)は「重松さんのファンなので、沖永良部でライブをしてくれて感動した。心が癒される」と話した。

 重松さんは「私にとって記念のライブを沖永良部島で行うことができて良かった。今回はあいにくの天気だったので、次は屋外で開催したい」と語った。