春の交通・地域安全で出発式

徳之島署管内の「子どもの安全見まもり大作戦」出発式=5日、同署正門

「子どもの安全見まもり大作戦」
徳之島地区

 【徳之島】春の全国交通安全運動(6日~15日)などへの「子どもの安全見まもり大作戦及び新入学児童等の交通安全活動出発式」が5日夕、徳之島署であった。事故抑止や地域安全を決意し、警察と自主防犯組織のパトロール隊を見送った。

 交通安全運動の重点は、①こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践②歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行③自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの順守(全国)。

 同署武道場で開き、地区防犯組合連絡協議会や交通安全協会、安全運転管理協議会、署員など関係者約90人が参加。原口浩二署長は、子どもたちへの声かけ事案の防止など引き続き地域安全取り組みへの連携協力を要請。一方交通情勢では昨年25件の人身事故(死亡1件)が発生、今年は死亡事故こそないが「残念ながら飲酒や無免許運転という重大悪質な交通違反が後を絶たない」として取り締まり強化を強調するとともに、関係団体の連携を求めた。

 徳之島地区防犯組合連絡協(会長代理・祷清次郎天城町副町長)が安心安全な地域づくり、地区交通安全協会の西松文良会長も関係機関一体の「交通死亡事故ゼロ」推進など協力を要請。

 この後、天城町役場に対する2024年度「安全運転管理モデル事業所」指定書を祷副町長に交付披露した。

 警察車両や自主防犯組織の青パトなどパトロール隊が参加者たちの拍手に見送られ出発した。