新小学1年生の安全守れ

防犯ブザーを手に朝日小新1年生たち

奄美署・防犯連絡協
管内に防犯ブザー配布

 小学校に入学する新1年生を交通事故や犯罪から守ろうと、奄美大島防犯団体連絡協議会(会長・安田壮平奄美市長)と奄美警察署は9日、防犯ブザーなどの交通安全グッズを管内の小学校に贈った。奄美市名瀬の朝日小学校(吉里博之校長、1年生112人)では贈呈式があり、安田壮平奄美市長が防犯ブザーを手渡し、児童の登下校時の安全安心を願った。

 同署管内(奄美市、龍郷町、大和村)の小学校新1年生に毎年届けており、今年は管内約450人が対象。今回は防犯ブザーに文具や啓発チラシを加え、入学式に合わせて各校へ配布した。

 防犯ブザーは、ランドセルや手提げ袋などにつり下げるキーホルダータイプ。いざという時はキーホルダーにあるボタンを押して警報音を鳴らし、周囲に危険を知らせることができる。

 校長室で行われた贈呈式には、安田市長と同協の小松和行事務局長らが訪れ、安田希子さん(6)、柿元琳太朗君(6)、川元煌翔君(6)の新1年生代表の3人に防犯ブザーを手渡した。安田市長は「入学おめでとう。危ないと思ったら大人を呼んで」と注意を促し、吉里校長は「関係団体と連携を取りながら子どもたちを守っていきたい」と感謝した。

 勉強が楽しみだという安田さんは「ランドセルにブザーを付けて使いたい」と話した。