「奄美温泉ハナハナビーチリゾート」竣工

竣工披露会で鏡割りをする浜崎哲義社長(右から3人目)


屋外プールを併設した「奄美温泉 大和ハナハナビーチリゾート」

年間10万人集客見込む
19日、グランドオープン 大和村大棚

 天然温泉の露天風呂を核に、グランピング施設やレストランなどを備えた温浴観光施設「奄美温泉 大和ハナハナビーチリゾート」の竣工(しゅんこう)披露会が11日、大和村大棚であった。グランドオープンは19日。年間8~10万人の集客を見込んでいる。「よ~こそ悠遊 楽園のシマへ」――。入り口ゲートに書かれた言葉には、運営する㈱グレイ美術・浜崎哲義社長(66)=同村大和浜出身=の「あるがままの自然を見せたい」との思いが込められていた。

 披露会で浜崎社長は「大和村のあるがままの自然を見せる設計になっている。海辺の原風景を見て、雨の日も風の日も楽しんでもらいたい」とあいさつ。

 伊集院幼村長は「25年4月にはアマミノクロウサギ研究飼育施設も完成予定。奄美大島南部地域の経済振興、観光振興につながる起爆剤になる」と期待を示した。

 同施設は、2019年の地質調査で泉源を確認、21年から掘削工事に入り、9月には地下1600㍍地点で温泉を掘り当てた。泉質は弱アルカリ性の単純温泉(湧出量=毎分187㍑/泉温=40・2度)。関節痛や冷え性に適応があるという。

 敷地面積約12万平方㍍、温浴施設は約1500平方㍍。露天風呂は、温泉の縁が見えないインフィニティデザイン。眼下に大棚集落や大金久集落が一望できる。水着で入れる屋外プールもある。

 ビーチエリアには、バーベキューやグランピング施設など備え、一棟貸しの宿泊施設もある。近年中に、宿泊やアウトドアなど二つのエリアもオープン予定。

 温泉掘削を含む温浴棟・プールエリアの工費は約10億円。㈱松元組(本社=奄美市名瀬)が施工した。グランピング・キャンプエリアの工費は非公表。

 同施設の運営責任者となる同社奄美支社の浜崎史也・経営管理部長によると、スタッフ25人の約半数は地元採用。国内やクルーズ船観光客など年間8~10万人の入場者を見込んでいるという。