福山校長からパソコンを受け取る新入生
専門技術習得目指す 新入生18人にパソコン
奄美市名瀬の奄美情報処理専門学校(福山洋志校長)の2024年度入学式が11日、同 市の県立奄美図書館であった。今春、市内の高校を卒業するなどした18歳から22歳までの18人の新入生が出席。在校生や保護者に祝福され、情報処理技術の習得へ向け新たな一歩を踏み出した。
同校は島内唯一のコンピューター知識を学ぶ専門機関として、02年に設立され、05年に現校名となった。これまでに約300人が卒業。島内外の企業などに、その専門性の高い知識を生かした人材を輩出している。
入学式では福山校長が「世界では今、すごいスピードでAI技術が進化しています。コンピューターに使われないように、使いこなすための一歩を踏み出していきましょう」などと激励。来賓として出席した同市の安田壮平市長や奄美大島商工会議所の有村修一会頭らが祝辞を述べ、新入生の新たなスタートを祝った。
新入生代表であいさつした里聖斗さん(18)は「専門的な知識やスキルを身につけるため、挑戦し成長していきたい。同じ目標を持つ仲間と共に、困難に立ち向かい、成功を勝ち取っていけると信じている」と決意を新たにした。
新入生には授業などで使用するノートパソコンが学校から貸与される。式では福山校長が代表に真新しいパソコンを手渡した。2年間の教育課程修了後、卒業時に無償で学生に譲渡される。