3か月半ぶり佐大熊港入港

約3か月半ぶりに佐大熊港に入港した「フェリーとしま2」(13日午後3時30分頃)

村営船「フェリーとしま2」
建設資材、食料品など積み下ろし

 十島村の各島々(トカラ列島)と鹿児島・奄美大島を結ぶ村営船「フェリーとしま2」(1953㌧)は12日、昨年12月の火災から、約3か月半ぶりに運航を再開し、13日午後3時30分頃、奄美市名瀬の佐大熊港に入港した。同港では9人が下船し、建設資材や食料品などの積み下ろしが行われた。

 同船は、昨年12月29日、悪石島沖を航行中に機関室から出火し運休していた。今月10、11日、鹿児島運輸支局の立ち会いで試験運航を実施し、運航再開となった。

 佐大熊港で下船した長野県からの旅行者、森政人さん(43)は「数回奄美大島には来島している。自然豊かで亜熱帯の植物などが印象的。鶏飯が楽しみ」と笑顔、「明日、フェリー波之上で沖縄に向かう」と話した。