ダーナを販売している中原商店(店主の一成さん)
量少なく値段高め
ホテイチクのタケノコが店頭で販売される季節になった。ホテイチクのタケノコは奄美では「ダーナ」と呼ばれ、多くの家庭の食卓に並ぶ。本土産のモウソウチク(孟宗竹)のタケノコより細くて柔らかい。あくがなく、スライスしてみそ汁や煮物、炊き込みご飯の具材にしたり、焼いて食べる人もいるらしい。
16日、奄美の特産物や加工品を扱う奄美市名瀬の中原商店は今年もホテイチクのタケノコを販売している。3月中旬に初入荷。例年よりも少し早いが量が少ないので、税込み580円(一束550㌘)で販売されていた。店主の中原一成さん(72)は「旬のものなので買って帰る人は多い。みそ汁に入れて食べるとおいしい」と話した。
5月の上旬まで出荷されるが「長雨が続いたら出荷も増え量が多く出回ることで値段も下がるので、求めやすい値段になるのではないか」と中原さん話した。