コロナ閉館乗り越え70万人

ドイツからの家族に記念品
海洋展示館

 奄美市名瀬の奄美海洋展示館で18日、来場者数70万人を突破した。記念すべき70万人目となったのは、ドイツのシュトゥットガルト市から初来島した、フォルトゥナート・ニキさん(36・音楽家)と小川名愛さん(33・日本語学校教員)、長男のノアちゃん(5か月)の家族。同館から記念品として、アマミホシゾラフグのトートバックやアオウミガメのぬいぐるみなど、6点の記念品が贈られた。

 同館は1998年5月に開館、21年11月~22年3月には大規模リニューアルを実施。新型コロナウイルスによる閉館などを乗り越え、来月で開館26周年を迎える。竹岡紀崇館長は「今後も来場者が楽しみ、喜んでもらえるようなサービスを提供していきたい」と話した。

 フォルトゥナートさん夫婦は、愛さんの妹が龍郷町在住のため初来島。「16日にシュノーケリングでウミガメやたくさんの熱帯魚を見て感動した。もっと海の生き物を知りたいと思い来館した」と話し、「奄美大島は海や山の自然や生き物が素晴らしい。毎年来たい」と笑顔を見せた。