有川さん(部連出身)に感謝状

元山公知宇検村長(左)から感謝状が贈られた有川昭男さん(22日、宇検村湯湾)

 

 

「寄付は起業時からの夢」
宇検村

 

 

 宇検村は22日、多年にわたって同村へ寄付を続ける、千葉県千葉市の有川昭男さん(76)へ感謝状を贈った。贈呈式が村役場であり、郷土を離れながらも古里を愛し発展を願う有川さんに、感謝の意が伝えられた。

 有川さんは同村部連出身。1978年、㈱奄美電設(千葉県)を起業。約10年前から会社名義で村のほか、村コミュニティラジオ局など多方面へ寄付を続け、会長職退任後の今年4月、退職金から1000万円を贈った。

 関東宇検村会(豊田英麿会長)の幹事長を務める有川さんは、11月に東京・品川区立総合区民会館(きゅりあん)で開催予定の100周年大会の打ち合わせのため、会長らと来庁した。

 現在は同社相談役の有川さんは「寄付は起業した時からの夢。人々が少なくなり、さびしい思いだが宇検村が元気になり、帰れる場所としてもお役に立てれば」と話した。

 元山公知村長は「各集落の活性化へ向け、支援金として生かせたら」と述べた。