発行された与論翔励会設立22周年記念誌「飛翔」
教育振興に貢献
与論翔励会 これまでの歩みまとめる
【沖永良部】与論翔励会(田中國重会長)はこのほど、同会設立22周年記念誌「飛翔」を発行した。これまでの歩みとともに、会員や翔励会賞受賞者の声をまとめた。
与論翔励会は2001年設立。「与論教育の振興に貢献する」ことを目的に、与論高校への支援金の贈呈に加え、勉学やスポーツで活躍している人材を表彰する「翔励会賞」の授与などさまざまな教育支援活動を行っている。
会員数は、2023年度現在で延べ1300人を超える。翔励会賞の受賞者はこれまでに55人となっている。
設立20周年となる3年前に記念誌の制作を検討していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期。昨年11月25日に設立22周年の記念式典を開催したのに合わせて記念誌を発行することになった。
記念誌は5部構成。1部にはこれまでの歩みを掲載し、2部は設立22周年記念式典の様子を写真付きで紹介。3、4部は、会員や翔励会賞受賞者からのメッセージを載せ、5部に会の活動概要を記した。表紙には、後継者の育成を願って翔励会賞受賞者有志で苗を購入し、昨年8月に同町結いランドの南東側広場に植栽したホウオウボクの写真を用いた。B5判、全80ページ。
田中会長は「待ち望んでいた記念誌を発行することができた。設立22周年を機に、さらに会員を増やし、与論の教育に貢献していきたい」と話した。
問い合わせは、与論翔励会事務局(与論町教育委員会)へ。電話0997・97・2441。