関東大島工業会

来賓も含め恒例の全員での記念写真に納まる関東大島工業会の会員ら

5年ぶりの交流堪能
にぎやかに総会・懇親会

 【東京】旧大島工業高校卒業生による関東大島工業会(平田修会長、中濱寛幹事長)はこのほど、第13回総会・懇親会を千代田区の主婦会館で開催した。来賓、会員合わせ約70人が参加し盛況となった。参加者たちは、同窓生らと島口を笑顔で交わしながら、5年ぶりの交流を堪能していた。

 懐かしい顔がそろった総会・懇親会があったのは、4月14日。第1部の総会は、戸田康幸副幹事長の司会で始まった。全員での郷土遥拝、校歌斉唱に続き、平田会長があいさつ。「おかげさまで、2019年9月に母校で大島工業復活祭を開催できた」と感謝を述べた一方、「私は台風で鹿児島空港に2日間足止めされ、打ち上げだけの参加になった」と苦笑いで振り返った。会務報告、監査報告などの議事が順調に終了。会長、幹事長は続投となった。来賓を代表して、関東安陵会の田代清和会長が登壇し、「閉校後もOB会として存続されていることに敬意を表する」と語った。

 また、奄美市東京事務所の重信竜昇所長が安田壮平市長のメッセージを代読。「変わらぬ母校愛、愛郷心、情熱と行動力に心から感謝する」などと紹介した。

 重田和弥幹事の司会で第2部の懇親会へ。古田信和監査役による、乾杯の音頭で余興に移った。クレイジーサウンズが魅惑のドゥ・ワップを披露すれば、蛇三線ロックのティダもおなじみの「テアライウガイ」を熱唱した。ほか、しまらっきょによるお笑い歌謡など、OBらがステージで躍動した。その後、六調で興奮の中、安部雄志幹事の締めで閉会となった。

 大島工業高校は1968(昭和43)年、奄美高校とともに大島実業高校から分離独立。学校再編による奄美高校との統合に伴い、2010(平成22)年度以降の生徒募集を停止し、12(平成24)年に閉校した。その間、6769人の卒業生が巣立ち、各地で活躍している。