「アマンディー太鼓」を披露した節田小学校の児童ら
島の子どもたちが主役
奄美パークで伝統芸能やダンス
「あまみっ子フェスタ」が3日、奄美市笠利町の県奄美パークであった。島の子どもたちがステージに登場し、伝統芸能やダンスを披露。プロのパフォーマーのステージや参加できるレクリエーションなどで親子らが会場を駆け回った。
ステージは午前・午後の2部制。午前の部は節田小学校児童の「アマンディー太鼓」でスタート。5・6年生10人で心を合わせてたたく太鼓は激しさはないものの、先祖代々守り続けてきた重みを伝えた。
2番目に名瀬中学校吹奏楽部の演奏があり、「名探偵コナン」の主題曲から「銀河鉄道999」まで4曲を披露した。3番目のフラカオスタジオによるフラダンスでは、3歳から高校生までが華やかな衣装で楽しそうに踊っていた。
午後の部では、伊津部小学校さざ波バンドが太鼓や唄、踊りを披露した。午前と午後のトリを務めたゲストのクラウンじんごろうさんは、バルーンを使ったり、皿回しをしたりと大道芸を披露。観客席の子どもたちを舞台に上げて一緒にパフォーマンスをし、会場を沸かせた。
このほか、屋外では奄美市レクリエーション協会が体験コーナーを設置。ニュースポーツや昔遊びなどを指導したが、雨が降ったりやんだりの天候で外と室内を行ったり来たりだった。
会員らが作るバルーンアートのプレゼントには親子が大勢並んでいた。この日の来場者は825人(奄美パーク発表)。盛心音(ことね)さん(名瀬中1)は「みんなが踊ったりして、とてもかっこよかった。バルーンで剣を作ってもらってうれしかった」と話していた。