大会について熱く語る緑健児実行委員長
緑実行委員長、ケンドーコバヤシさんを囲んで記念写真に納まる日本代表選手ら
【東京】瀬戸内町出身の緑健児さんが大会実行委員長を務める、フルコンタクト空手世界最強を決める新たなステージが誕生する。このほど港区で記者会見が行われた。緑さんのほか、出場選手とアンバサダーに就任したケンドーコバヤシさんが出席し、熱い闘いについて語った。大会は７月21日に開催される。
フルコンタクトの空手世界最強を決める新ステージ「第１回空手ChampionofChampions（ＫＣＣ）」が誕生したとする記者会見が４月26日に、港区の東京プリンスホテルであった。賞金総額３０００万円、優勝賞金１０００万円は空手界では異例、画期的な大イベントとなる。
多くのマスコミの前に、晴れ晴れとした表情で登場した緑さんは「目的は二つある。一つは、海外、日本の選手を大勢に知ってもらうこと。もう一つは、必死に努力を重ねている選手のために、プロ選手に負けないだけの賞金を少しでも多くお渡ししたいからです」と力説した。
男女各８人によるワンデートーナメント。最大で３試合を世界トップのスーパーヘビー級の選手がダメージの少ない状態でぶつかり合うなど、小井泰三師範から概要、ルールが説明された。その後、出場権を勝ち取った日本人選手が緊張した面持ちで登場。大会に懸ける思いや意識する海外の選手について、それぞれ話した。
続いて、大会アンバサダーに就任したケンドーコバヤシさんが拍手の中を登場。「われわれの世代にとって、憧れのチャンピオンであり、本当に尊敬する格闘家」と緑さんを評した上で、「一本を取るような技は、絵画を見ているような美しさがあります。ぜひ生で目を見開きながら見てほしい」と大会にメッセージを寄せていた。
「大勢の子どもたちがＫＣＣを見て、この大会に出たいなと思えるような夢のある大会に育てたい」と緑さんが熱く語る大会は、今後２年に１回行われる予定だ。「２０２４年能登半島地震復興支援チャリティー」も兼ねた、記念すべき大会は７月21日に渋谷区の国立代々木競技場第二体育館で火ぶたが切られる。午後５時開場、同６時試合開始。問い合わせ先は、サンライズプロモーション東京。電話０５７０・００・３３３７（平日正午～午後６時、土・日曜、祝日休業）