わっきゃが市場「フラワーマルシェ」

買い物客らの目を楽しませた天城町商工会青年部恒例「わっきゃが市場」の第2回フラワーマルシェ=11日、同町平土野

若い力で企画買い物客に好評
天城町商工会青年部

 【徳之島】天城町商工会青年部(徳田太一部長)恒例の地域活性化フリーマーケット「わっきゃが市場」の第2回「フラワーマルシェ」が11日、同町平土野の「わっきゃが広場」であった。町内の花き生産農家や園芸愛好者、フラワーショップなどが季節を鮮やかに彩る草花や花木苗をお手頃価格で直販。「母の日」を前に町内外からの家族連れなどでにぎわった。

 同青年部の「わっきゃが市場(私たちの市場の意味)」は、量販店進出による商圏分散・空洞化が指摘されて久しい平土野商店街の再活性化を願った自助イベント。2011年にスタートし年3回ペースで開催。アフターコロナに際しては音楽・美術系アーティストもゲストに各種アトラクションも活発化させている。そして、フラワーマルシェについては、町内の花き生産農家など地場産業の振興活性化も期待して昨年新たにスタートした。

 同第2回は町商工会事務所横にある「わっきゃが市場」(日頃は駐車場)で午後1時にオープンした。フラワー関連ブースのほかに雑貨フリーマーケットや町水産業振興拠点施設「うおっちょ」=同町浅間=のアカマチ(ハマダイ)やシビ(キハダマグロ幼魚)など鮮魚コーナーを含め計15店が出店。お祭り広場のにぎわいに包まれた。

 子や孫と連れ立って訪れていた町内の60歳代主婦は「価格も割安で私たち消費者にとってもすごくいい企画。野菜類があればもっといい。地元の産業振興のためにも若い力で続けてほしいです」とにっこり。

 青年部の徳田部長(40)は「お客様の表情を見ているとうれしくなる。率直な感想でお花を求める方が多い地域性もすてきだ。昨年は絵と音楽アーティストを組み合わせたイベントも実施。青年部には自発的にアイデアを出して実行する心強いメンバーが多い」と目を輝かせた。