バスケットボールで交流した、留学生と大島高校の生徒たち
姉妹都市から5年ぶりに10人来島
「自然が最高」
米国テキサス州ナカドウチェス市の中学生10人は17~30日、5年ぶりの留学生として奄美大島に滞在している。ホームステイをしながら小学生~高校生と交流を深めている。24日午前中、奄美市名瀬の大島高校で英語や体育の授業を体験。ゲームやスポーツを通してコミュニケーションを図った。
1995年4月、旧名瀬市とナカドウチェス市は、両市民が教育・文化・経済など幅広い分野の交流を図ることを目的に姉妹都市盟約を締結。97年から両市から中学生を派遣してきたが、コロナ禍により2019年以来5年ぶりの留学生受け入れとなった。奄美市からは9~10月に留学生の派遣を予定している。
この日、留学生は大島高校を訪れ、2年生と英語の授業ではゲーム、体育の授業ではバスケットバールやバドミントン、サッカーで交流を深めた。
本田ひかりさんは「はじめは英単語が思い出せず苦労したが、ゲームなどを通じて打ち解けられた。奄美でも外国人観光客に声を掛けられることもあるので、話せるように勉強していく」。伊藤快隆(かいりゅう)さんは「自分の話がどうしたら通じるかを考えることができた。交流できる貴重な機会を大切にし、他の国の人ともコミュニケーションを図れるようになりたい」と話した。
来日が初めてというチャーリーさん(14)は「奄美大島の人との交流は楽しく、自然が素晴らしい。バーベキューの牛肉とラーメンがおいしかった」と笑顔を見せた。